#18 J's Vendor
暑くて食べたいものも思いつかないような時期も過ぎ、少し濃いめもいけるようになるのが食欲の秋のスタート合図。
ハンバーガーかチキンオーバーライスか、それともステーキいっちゃうか、、、 丁度その辺を欲していたタイミングで、原宿の「J’s Vendor」がHAIGHTとコラボグッズを出すとのことで、J's VendorのオーナーJUSTY君にお店の看板メニュー”チキンオーバーライス”について色々聞いてきました。
ちなみに皆さんも日常的にアメリカンフードは食べますか? 年齢的に回数は減りましたが、自分は月に3、4回くらいは食べたくなり、大人なので内1回は我慢する位のペース。結構食べてるほうだと思ってます。
アメリカンフードと一口にくくっても、ハンバーガー、チキンオーバーライス、チキンワッフル、フィリーズチーズ、ガンボとか、代表的なものだけでも様々あります。
アメリカはやはり移民の国なので、その歴史と共に独自のスタイルとなったものも多くて面白い。より人種の混ざり合った都市部なら尚更なのかも知れません。
例えば薄い大切りスライスで提供する、いわゆるNYスタイルのピザ。イタリアからの移民がニューヨーカーのライフスタイルに合わせ、二つ折りでサクッと食べられる様式に変化させていったものが今や土地の名物。
以前たまに行っていたときは必ず食べてましたが、紙皿ごとギュッと折って食べるラフな感じに憧れました。ちなみに自分はペパロニマッシュルーム一択。
これはEssexの駅出てすぐのお店だったと思いますが、Google Map見たら無くなってました、、、涙
そんな感じでアメリカ、特にNY発祥の食文化には凄く惹かれますが、今回紹介したいのは、NYといえばVendor(屋台)、Vendorと言えばのチキンオーバーライス。
それも元はトルコ移民のハラル料理で、ソースでアレンジされたNYスタイルが今や定番です。
そのNYスタイルを極めるべく独自に研究を重ね、原宿に本店を構えるのが「J’s Vendor」。
都内でもチキンオーバーライス出すお店増えましたが、その中でも自分が信頼しているお店の一つです。
とりあえず取材より先にレギュラーサイズを注文。
お店に一歩入ればそこは外国で、いつも変わらない、ソース/お米/チキンの絶妙なバランスも最高です。
オーナーのJUSTY君を知ったのは原宿セレクトショップ"STADIUM"の友達から紹介。
初対面の動向からはこんな美味しいもの作るようには全く見えなかった(笑)。
しかし、お店で初めて食べたとき、これめっちゃNYじゃんと結構感動したのを覚えてます。
めっちゃNYと言っても、向こうのチキンオーバーライスもVendorごとに味付けや具材の切り方も異なり、人それぞれの好みなので比較は難しいもの。
JUSTY君のはその中でもいわゆる王道的な味とバランスで、僕の中では”THE CLASSIC”という印象。
チキンオーバーライスって名前としてはシンプルで伝わりやすいですが、お米の味付けや炊き加減も大事で、チキンも同じでほぐし方一つでスタイル出る。何よりソース命。
そのどれかがイマイチなだけで残念な1杯になってしまうから結構繊細な料理だと思います。好みも分かれる中で、”これ、完成です!”と自信持って言えるバランスを作れたのって凄い。
そもそも何故チキンオーバーライスでいくことにしたのか?を聞いてみました。
(写真はお店のルーフトップ。原宿のど真ん中で空を感じれる最高の場所)
JUSTY君は元々USのカルチャーや音楽が好きでDJとして活動していて、本場のHIP HOPやDJのPlayを体感したくてNYに行き始めたそう。
そのうちに向こうでもDJできるようになり、Harlemに部屋を借りて日本と行き来する生活をするように。
当時住んでいた近所の様子と部屋。
その生活の中で、安くておいしくて、一番お腹いっぱいになるのがチキンオーバーライスだから大好きになったと。それが始めたきっかけ。
小学生みたいな理由で可愛いですが、こういう純粋な気持ちがその後の度を超えた熱意に繋がるんですね。
先ほどJ’s Vendorを”信頼しているお店”と紹介させてもらったのは、そういう自身が好きなカルチャーや音楽への追求がNYへと繋がり、それがきっかけになっている背景。
まずローカルフード的なものって絶対現地に行かないと吸収できないじゃないですか。
しかも日本だとぼんやりしたイメージの料理だったから、それっぽいのを作って”チキンオーバーライスですよ!”って出すこともできる。大手とかやりがちなやつ。
でも料理の前に、その土地のカルチャーへの興味やリスペクト、リアルな体験があるから、自分はチキンオーバーライス食べるならそういう人が作ったものを食べたいんですよね。
カルチャー目線でとらえてる人が変なものを出す訳が無いから。なので信用ができるんです。
そこからどう自分の思う完成に近づけていったか聞くと、お店をやると決める前も今も、やはり現地に行ってはとにかく食べまくる。
yelp(世界中で利用されている実店舗の口コミサイト)なんかでVendorや店舗を調べ、これまでに100軒は超えるほど食べてきたそうです。
ちなみに研修としてNY行った際も、スタッフが限界を迎えてもJUSTY君だけは1日6杯とか全然平気だったらしく、、、(怖)
絶対内臓が日本規格じゃないのだと思いますが、現地人でもウンザリするとレベルだと思います。
そしてその現地食べ歩き(食べ尽くし?)をする理由として、まず第一にお気に入りのお店の味の確認。
人気になって味が落ちていないか、何かを省いてないか、などを確認しつつお腹いっぱいにしてた訳ですが、、、
もう一つの目的があったそうで、サイズや重さを全部測ること。
お店を始めるにあたり、どのくらいの量で提供するのが丁度いいのかも測るのも必要ですよね。
と当時の写真を見せてもらったのですが、
これはもう、漫画でしょ。
はたから見ると完全にアブないアジア人。多分周りの人も”あの人見ちゃダメ”的な雰囲気ですが、本人は見たことないくらい真剣。
場所もはばからずにチキンオーバーライスの測量(笑)。どこでやっとんねん、という感じですが、多分とにかくすぐ測りたかったのでしょう。とりあえず全部旨そうです。
でも、再三言うようにチキンオーバーライスって完全にバランスの料理だと思ってるので、美味しい店のを全部を測るというのは意外と的を得てたのかも知れません。
そういったギリギリの変態行為を経て、自分の1杯を完成させたJUSTY君に最後聞いたのは、NYのオススメのお店。
絞りきれない中、外せないお店/新興勢力/永遠のベスト、の3つを教えてもらいました。
↑ こちらは人気店の"ADEL’S"。絶対旨いやつ。
お米の感じも良さそうだし、自分も好きなタイプっぽいので是非いつか食べたいです。
↑ "halal n out"はチェスターから来た新興勢力で、店舗型だけど美味しかったとのこと。こういうお店も観光だと入りやすいですし、名前も良くて旨そうです。
そして最後のお店は、JUSTY的ベスト!
↑ QueensのJackson Heightsにある"Sammy's Halal Food"。
自身の味の原点となっているVendorで一番好きとのこと。
通りの雰囲気もhood感あって良きです。次にNY行ったときは絶対行きます。ちなみに今回のコラボではこのSammy's前の写真をベースに描いたリスペクトのつまったデザイン。
皆さんも是非NY旅行のときに食事のチョイスに困ったら参考にしてみてください。
そして今週J’s Vendor×HAIGHTがリリースということで、9/26(金)18:00〜J'sVendorでローンチパーティが開催。
また、翌日には仙台のクラブ"BAR ISN'T IT?"でイベントも開催。その2つのイベントでコラボレーションを記念したSpecial Menuが登場します。
テリヤキソースをベースに使った激うまなやつ。
HAIGHTのボスがLAで食べた、変化球タイプのチキンオーバーライスを完全再現すべく、テリヤキソースにもかなりこだわって作ってます。
こちらは9/26(金)ローンチパーティと、翌日仙台で行われるイベントのみでしか味わえない逸品。行かれる方は絶対食べて!
そして、それがうまかったら次は是非Classicな1杯も食べてみてください。
●"MUNCHIES CLUB" LAUNCH PARTY
日時:9月26日(金) 18:00〜(終電くらいまでの予定)
場所:「J's Vendor」
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2丁目19-2
●"MUNCHIES CLUB" NIGHT
日時:9月27日(土) 22:00〜LAST
場所:「BAR ISN'T IT?」
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目9-13 DATE ONEビル 3F
さらに、
HAIGHTの正規ディーラー"STADIUM"でもイベント開催。
なんと、J's Vendorとのコラボアイテムを10,000円以上購入いただいた方にChicken over riceを1杯無料券を配布という大盤振る舞いのイベント。9/27(土)、9/28(日)の2日間限定。
●"MUNCHIES CLUB" OVER ¥10,000 =FREE ChikenOverRice
日時:9月27日(土) / 9月28日(日) 12:00〜20:00
場所:「STADIUM」
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目27-3
今週末はボリューミーな企画3本立てで、皆様のお越しをお待ちしております。